本日ご出席の皆様 ヒエップドゥク郡人民委員会の代表として、本日ご出席の皆様に厚くお礼を申し上げます。皆様に心よりご健康とご多幸をお祈り致します。
ヒエップドゥク郡はクアンナム省に位置する貧しい山岳地帯であり、面積が497km2、人口が約42万人です。ヒエップドゥク郡は、12村の行政単位に区分されます。その中では、山岳の村が三つあり、少数民族が県全体の9％占めております。貧困率は県全体の13.3％です。
当郡のインフラ整備は多くの施設において未だ乏しく、度々災害に遭遇した地域である為、地域の社会経済発展に困難しております。そのなかには教育訓練施設も含まれます。しかし、教育訓練分野に投資する活動は発展に投資するという郡の理念であり、長年にわたり、様々な支援を利用するとともに教育分野のインフラ投資に積極的に努めました。しかし、未だにインフラ設備が充実しておりません。
そのうち、ヒエップドゥク少数民族内住中学校は特別な学校で、三つの山岳の村（Song Tra, Phuoc Tra, Phuoc Gia）の少数民族の学生がその一つの中学校で一般教養を身につける学習や、生活に関する教育も受けております。この学校のインフラ投資は最優先としてきましたが、教師及び生徒の生活、業務上の備品や医療福祉等の質は未だ改善できておりません。
今回は日本ベトナム外交関係樹立45周年の記念の年にあたり、クアンナム省人民委員会・外務局・関係機関の協力を得て、日本国際親善協会 (JIFA) 及び公益財団法人 国際労務管理財団 (IPM)にヒエップドゥク少数民族内住中学校に浄水設備の設置を行って頂くことができました。
この活動はヒエップドゥク郡をはじめ、ヒエップドゥク少数民族内住中学校にとっては光栄でございます。本日浄水設備を設置した上、郡人民委員会のご指導のもとで引き続き設置のフォローをし、品質的に計画通り完工させることを致します。
IPM及びJIFAよりインフラ投資の支援を頂くことにより当学校の教師及び学生の生活面・健康管理の質を向上することができます。私はヒエップドゥク郡人民委員会の代表として、厚く御礼を申し上げます。
ヒエップドゥク郡をはじめ、教師達・学生達への日本からの各支援者のご敬意・ご共感は心より感謝致します。日本国でも頻々災害が起きたにも関わらず当校へのご支援を頂くことについて、厚く御礼を申し上げます。
また、クアンナム省人民委員会・外務局及び関係機関の方々からのご支援・ご協力で、円滑に日本のスポンサーから支援を頂くことが出来ました。当郡は引き続き今後、同様の支援を頂けることを期待しております。
なお、郡の教育訓練局またはSONG TRA村の幹部各位に引き続きヒエップドゥク少数民族内住中学校に浄水設備の設置を計画通りに完工できるようにフォローして頂けるようお願い致します。
最後に、本日ご参加の皆様の益々のご健勝とご多幸をお祈りし、御礼を申し上げます。
ヒエップドゥク少数民族内住中学校の教師及び学生がよい成績を達成できるようにお祈り致します。