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日越人材育成交流フォーラム in ハノイ 在ベトナム日本国大使館と共催 325名参加

2019年5月10日、ベトナム・ハノイのNCC(国際会議場)にて、「日越人材育成交流フォーラム2019 in ハノイ」が開かれました。このフォーラムは、適正な日越人材育成交流をめざして、在ベトナム日本国大使館などの協力を得て、JIFAとIPMが、一昨年から毎年、ハノイやハティン省において、開催してきたものです。
今回は、日本大使館とJIFAの共催で、JETRO, JASSO (日本学生支援機構)、ベトナム日本商工会議所、建設業振興基金、IPM、HuReDee等の協力を得て開催することができました。
4月から新たな在留資格として「特定技能」が創設されたことを契機に、今後外国人材の交流が一層活発になる可能性もあり、日系企業や送出し機関など各方面の方々の関心をよび、325名の参加を得てたいへん有意義なフォーラムとなりました。
梅田邦夫駐ベトナム特命全権大使からは、過大な手数料を徴収されることなく技能実習や留学ができるよう、大使館として適正化に向けた積極的な取り組みを行っていることが紹介されました。
また、国土交通省が4月から本格的な導入を図っている建設キャリアアップシステムについて、運営主体の建設業振興基金より海外では初めての説明があり、建設業の外国人材にも登録を義務づけ、技能の向上と適正な処遇の改善につながるものとして、参加者から大きな期待が寄せられました。
討議のなかでは、ベトナム日本商工会議所前会長、伊藤社会貢献・人材育成委員長から、帰国技能実習生を積極的に日系企業が活用できるようマッチングを推進しようという提案があるなど、今後の日越人材育成交流の発展につながる重要な契機となるフォーラムとなりました。
2019年5月10日、ベトナム・ハノイのNCC(国際会議場)にて、「日越人材育成交流フォーラム2019 in ハノイ」が開かれました。このフォーラムは、適正な日越人材育成交流をめざして、在ベトナム日本国大使館などの協力を得て、JIFAとIPMが、一昨年から毎年、ハノイやハティン省において、開催してきたものです。
今回は、日本大使館とJIFAの共催で、JETRO, JASSO (日本学生支援機構)、ベトナム日本商工会議所、建設業振興基金、IPM、HuReDee等の協力を得て開催することができました。
4月から新たな在留資格として「特定技能」が創設されたことを契機に、今後外国人材の交流が一層活発になる可能性もあり、日系企業や送出し機関など各方面の方々の関心をよび、325名の参加を得てたいへん有意義なフォーラムとなりました。
梅田邦夫駐ベトナム特命全権大使からは、過大な手数料を徴収されることなく技能実習や留学ができるよう、大使館として適正化に向けた積極的な取り組みを行っていることが紹介されました。
また、国土交通省が4月から本格的な導入を図っている建設キャリアアップシステムについて、運営主体の建設業振興基金よ
り海外では初めての説明があり、建設業の外国人材にも登録を義務づけ、技能の向上と適正な処遇の改善につながるものとして、参加者から大きな期待が寄せられました。
討議のなかでは、ベトナム日本商工会議所前会長、伊藤社会貢献・人材育成委員長から、帰国技能実習生を積極的に日系企業が活用できるようマッチングを推進しようという提案があるなど、今後の日越人材育成交流の発展につながる重要な契機となるフォーラムとなりました。

在ベトナム日本国大使館のHPにも5月23日付で紹介されています。
梅田邦夫駐ベトナム特命全権大使の講演内容も全文紹介されています。

梅田邦夫駐ベトナム特命全権大使 ご講演内容

 本日は、日本国際親善協会と日本大使館が共催する「日越人材育成交流フォ ーラム」に参加いただいたことにお礼を申し上げるとともに、日本政府を代表 し、二点話をさせて頂きます。

 一点目は、日本では,4月30日をもって「平成」の時代が終わり,5月1日、 新天皇の即位とともに新たな時代「令和」が始まったことです。
 「令和」の時代の幕開けに際し、ベトナムの指導者並びに多くの国民の皆様 から、お祝いのメッセージを沢山頂いたことに感謝を申し上げます。現在の日 越関係は、指導者間の「厚い信頼関係」と国民間の「強い親近感」に支えられ、 これまでで最高とも言われています。
 このような良好な日越関係の背景の一つとして,日本で留学や技能実習を経 験した多くの方が,その後も様々な分野において,両国の架け橋として活躍さ れていることも大きな要因として挙げられます。
 元留学生の中には,ベトナム政府,国会,大学など教育界,医学界,日系企 業などで活躍されている方々が沢山おられます。また,日本での技能実習によ って身に付けた建設,製造等の技能や日本語能力などを活かし,ベトナムの日 系企業で活躍されているベトナム人も沢山おられます。優秀な技能実習生が帰 国するのに合わせて日本企業がベトナムに進出し,当地に設立された工場で, 元技能実習生が責任者として活躍されている例もあると聞いています。
 新たな「令和時代」においても、あらゆる分野において日越関係を強化した い意向であり、皆様の御協力をお願い申し上げます。

 二点目は、日本に居住するベトナムの若者に関してです。現在、33 万人を超 えるベトナム人が日本に居住し,日本経済を支え,自分の夢を実現しようとさ れています。
 その一方で,多額の借金を負って日本に来る方,日本で過重労働に苦しむ方 など,不本意な生活を送っている留学生や技能実習生が後を絶ちません。非常 に残念なことですが,この3-4年の間に,日本における国別外国人犯罪件数, 技能実習生の失踪者数は,ベトナムが一位になっています。
 ベトナムの若者は夢や希望を抱いて訪日しており,決して最初から犯罪を目 的にして日本に行く人はいません。しかし,若者の夢や希望を食い物にし,犯罪に追い込んでいる人達が日本とベトナム両国にいます。
それは,「悪質なブローカーや送出機関、日本語学校」の存在です。悪質ブ ローカー等は「日本に行けば,勉強しながらたくさん稼げる」,「早く日本に行 けるようにしてあげる」と言った甘い言葉で金銭の支払いを求め,夢や希望を 抱く若者に「多額の借金」を負わせ,お金を稼いでいます。
 このような悪質ブローカー等に騙され,人生をダメにする若者を一人でも減 らすため,日本政府はベトナム政府と協力し,悪質ブローカー等の排除に向け た取組を進めています。ベトナム労働・傷病兵・社会省海外労働管理局に対し, 日頃のご尽力に感謝申し上げます。
 日本においても,悪質な日本語学校や受入れ企業に対する対策を強化すると ともに,適正な労働環境の確保,日本語教育や相談体制の整備等を通じ,外国 人の方々がもっと暮らしやすい日本社会にする取組が開始されています。
 また,大使館においても,後ほど担当者から説明しますが,留学ビザ申請者 の個別面接,悪質な送出機関のビザ申請拒否,セミナーやホームページ・フェ イスブックを通じた正しい情報の発信等に取り組んでいます。
 このように,日越両政府が技能実習や留学の適正な実施に向けた取組を進め る一方で,本年 4 月から,日本の深刻な労働力不足を支える労働者として,新 たに特定技能の在留資格による外国人労働者の受入れの制度が創設されました。
 制度に関する日越両国間の協力覚書は、ほぼまとまっており近々公表予定で す。ベトナムにおける特定技能の募集・試験を 6 月に実施すべく準備中です。 本日のフォーラムでは,こうした新たな動きも見据えながら,ベトナムの若者 が安心して日本に来て仕事や勉強ができる環境を作るため,我々がこれまで以 上に何ができるのか,何をすべきなのかを具体的に考えるきっかけになること を心より期待しております。

フォーラムの様子

          
梅田駐ベトナム特命全権大使講演 フォンDOLAB副局長挨拶 ザーンDOLABアジア・日本部長
 建設業振興基金土井部長講演    池田理事長挨拶   在ベトナム日本大使館林書記官講演
                             
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