JIFAの学資支援を受け、ベトナム・ハティン省の高校を卒業し、一昨年来日したグエン・ティ・タン・タオさん(20)は、今では、JIFA学生会員として、自ら後輩の学資支援者となってJIFAの活動を支えています。タオさんは、都内中学校と国際交流の一環として手紙の交換をしてきましたが、それを契機に中学校ではベトナムの調べ学習をして、壁新聞を作成するなど交流を続けていました。
3月、文通していた中学生の卒業に際し、この中学校から招待され、話をする機会を得ました。
新聞奨学生として、朝夕の新聞配達をしながら、日本語学校に通ったこと、4月から介護福祉専門学校で勉強し、将来、看護師となることを目標としていること、ベトナムの水害や帰国できずに困っているベトナム青年への想い、ベトナムの自然や食べものなどについて、日本語で講演しました。「卒業間近の3年生が、皆真剣に耳を傾け、話に聞き入っていた」「きっと生徒たちにとって進路選択の幅が広がったことでしょう」と先生からの感想が寄せられています。
JIFA学資支援ベトナム留学生が手紙を交換した中学校の皆さんの前で講演をしました | ||||||
日本語で話をするタオさん 中学校の皆さんが交流を通じてベトナムを紹介した壁新聞 | ||||||
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